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男性営業が未経験で経理に転職する方法。経理経験を積むには

男性営業が未経験で経理に転職する方法

男性営業が未経験で経理に転職するのは難しいといわれています。
難しいといわれる理由は概ね次の4つ。

  1. 中途採用は経験が重視される
  2. 他の職種と比べても正社員の求人がすくない
  3. 会計システムが普及したことで必要な人員が減っている
  4. 経理は女性がやるものと言うイメージがまだ残っている

2017年3月の会計事務の有効求人倍率は0.73倍、事務職全体で見ると0.3倍という倍率の低さです。
正社員の有効求人倍率が1倍を超えても、事務関連の倍率は低い数値を維持しています。
この数字を見る限り、未経験で経理を目指すのは難しいといえるでしょう。

それでも経理をして働きたいという方の参考になるように、少しでも経理で採用されやすくなるために何をすればいいのかを説明します。

関連記事「営業が未経験で経理に転職するのは無謀なのか

経理の中途採用を目指す前に、異動できないか相談する

経理への転職を考える前に、今の会社で経理部に異動ができないかを相談してください

中途採用で経理を目指すのはかなり大変です。
なので退職せずに済むのであればそれが一番良い方法ですよね。
社内で異動できれば退職する必要はありません。
また社内で経理の経験を積んでから、経験者として転職することもできます。

まずは経理部への異動を申請してみる。

それが認められなかったときに、経理への転職を考えてください。

中途採用の経理に求められるもの

中途採用の経理に求められるもの「即戦力」です。
人材が不足していない現在は特に経理経験を最低条件として求められます。
最低条件の経理経験は次の3つ。

  • 仕訳
  • 月次決算
  • 簿記2級(3級)程度の基礎知識

簿記2級は勉強すればだれでも取得できますし、仕訳や月次決算は3ヶ月程度の経理経験で身につけることができます。
それだけ簡単な内容ですが、経理として働くのならこの程度の経験と知識がないとダメだ、ということです。

そして即戦力として採用される場合は、さらに次の4つが求められます。

  • 簿記1級(2級)程度の知識
  • 年次決算経験
  • 財務経験
  • マネジメントスキル

日本の企業の99%は中小企業のため、当然経理の求人を出しているところも、中小企業がほとんどです。
また中小企業は人を育てる余裕のないところがほとんど。
もし経理で欠員が出ると、育てる必要がある未経験者ではなく、欠員の穴をすぐに埋められる経験者を求めるものです。

そのためマネジメントスキルを兼ねそろえた、経理経験者が求められます。

こういった事情から考えても、未経験で経理を目指すことの難しさがわかりますよね。

簿記2級は最低ラインとして在職中に取得する

未経験で経理に転職するには、簿記2級程度の基礎知識、もしくは経験が必要になります。

未経験で目指す場合は「経験」をアピールすることが出来ませんので、知識があることを証明するために「簿記2級」の取得を目指しましょう。

「3級じゃダメなのか」と思うかもしれませんが、3級じゃダメです。

簿記3級は確かに知識のある証明にはなりますが、3ヶ月も勉強すれば取得できる程度の内容です。
経験のない方がそんな短期間で取得した資格をアピールしても、何の効果もありません。
なので取得するのが少し大変な「2級」を目指してください。

また簿記2級はあくまでも「知識の証明」なので、資格を取得しても採用されるわけではありません。
知識があることと、やる気があることをアピールするために、簿記2級を取得するのです。

そして簿記2級を取得しても採用されない可能性が高いので、仕事を失わないために、在職中に取得することが大切です。

第二新卒なら簿記2級があれば採用される

20代後半、30代に入ってしまうと難しいのですが、第二新卒であれば簿記2級を取得していれば採用されやすくなります。

20代は「やる気」が評価されやすい年代です。
ある意味「若さ」が評価の対象になるといっても良いでしょう。

なので「簿記2級を取得してまで経理をやりたい」と言う「やる気」が評価されます。

書類審査を通過し面接を有利に進めるために実務経験を積む

資格を取得することで未経験よりは書類審査を通りやすくなります。営業経験を上手くアピールできれば簿記2級でも書類選考を通過できることもあるでしょう。

ですが実務経験がないと厳しいことには変わりがありません。
資格を取得することで「最低限の知識」は証明できますが、実務レベルの判断ができないのです。

なので書類審査を通過し、面接を有利に進めるためにも実務経験を積むことが大切です。

派遣社員として働く

派遣社員であれば未経験でも経理として働くことができますが、当然経験に応じた仕事内容となります。

資格が無くても簡単な仕訳であれば仕事を受けることができます。
そして経験を積むことで、「仕訳だけの仕事」「月次まで含めた仕事」「決算を含めた仕事」と、段階を踏んで仕事が受けられるようになっていきます。

場合によっては、1つの派遣先で年次決算まで経験することができず、何度か派遣先を変える必要があるかもしれません。

派遣社員は契約期間中に退職すること難しいので、必要な経験を積むまでに時間がかかる可能性があります。

※関連記事「経理未経験でも派遣で働ける。経理で働く派遣社員の仕事内容とは

税理士・会計事務所でパート・アルバイトとして働く

税理士事務所や会計事務所でパート・アルバイトを募集していることがあります。
特に決算が近くなると求人が増えるようです。

パート・アルバイトだから簡単に採用されるとは思わないでください。
税理士事務所や会計事務所では、企業の経理業務を代行して行っている事務所がほとんどです。
そのため未経験者だとしても、簿記2級程度の資格が最低ラインとして求められます。
簿記3級でも可とする求人もありますが、あったとしても倍率が高く、なかなか採用されないでしょう。

税理士・会計事務所の利点は、企業の仕分けや決算を請け負っていますから、1年の間に何回も決算処理を行うことです。
決算処理が多いということは、その分会計処理を集中して行うことができるということ。
経験を積む速さも、企業や派遣社員の比ではありません。
1年間本気で働けば、中小企業で十分通用するほどの経験を得ることができます。

ただし非常に求人の数が少ないので、本気で経験したいのなら、事務所に直接仕事が無いか聞きに行くぐらいの覚悟が必要です。

関連記事「税理士・会計事務所のパート・アルバイト求人を探す方法

職業訓練校を利用する

ハローワークで紹介してくれる職業訓練校には、基本的な事務処理と職場実習を受けられるコースがあります。
(※地区によってコースが違います)

このコースを受講することで、簿記3級~2級と経理経験(数か月)を得ることが出来ます。

先生に簿記を教えてもらうことが出来るので、合格の可能性が高くなりますし、失業給付金が受け取れる方なら、卒業まで給付期間が延長されるのも特徴です。

ただし職業訓練校は、今の仕事を辞めないと受講することができません。
また卒業したからといって、必ず就職できる保証もないのです。

なのですでに退職している方向けの方法となります。

もし今の仕事を辞めて職業訓練校に行こうと考えているのなら、本当に仕事を辞める必要があるのかどうか、よく考えてください。

仕事を辞めるリスクを考えること

経理経験を積むには、どの方法を選択しても今の仕事を辞める必要があります。
しかも経理や事務員は人員が不足していませんので、資格を取得し経験を積んでも採用されるかどうかわかりません。

本当に辞める必要があるのかどうか、よく考えることが大切です。

面接をどう乗り切るか

書類審査で経験や資格については把握していますから、面接は人柄と可能性、業務の理解度を判断するために行われます。

事前に企業研究をきちんとおこない、どんな人材が求められているのかを把握しておくことが大切です。

面接は最初の10秒で決まる

全てを覆すような内容ですが、人の印象は出会ってから10秒で決まると言われています。
これは面接も同じで、面接官と出会ってから10秒程度で採用か不採用かが決まるのです。

良さそうな人だと判断されれば、その後は実際に戦力になりそうか、会社に馴染めそうかを確認するための時間になります。

逆にダメだと判断されると挽回することは不可能。
印象の悪さを覆すには数年かかるといわれますから、第一印象が悪いだけで不採用が決まります。
つまり、最初の10秒ですべてが決まるのです。

なので第一印象を良くするための努力(見た目・立ち振る舞い等)は怠らないようにしてくだしい。
面接は最初の10秒、それも印象を良くすることだけに全力を注ぐくらいで丁度良いのです。

簿記1級、税理士科目はやる気を示すために学ぶ

将来活躍することを考え、簿記1級や税理士科目を勉強していることを伝えると「やる気がある」と判断されます。
取得まで行かなくても学ぶ姿勢が評価されるのです。

だたし勉強していないのに「勉強しています」と言うのはNG。
万が一内容を質問されたときに答えられないと、「誠実さのない人」になってしまいます。

キャリアの棚卸をして自分の強みを見つけ出す

営業経験はどの職業に転職するとしても、アピール材料には困りません。
というのも、経理でも銀行との調整や税務署の対応などで、コミュニケーション能力や調整能力が求められるからです。

営業は客先との調整や社内調整を毎日のように行っていますから、調整能力はほかの部署の方より高いはずです。
また売掛金回収の実績や手形振出し金額の変更、期間の短縮(120日を90日に変更)など、客先と調整してきた実績もアピールポイントになります。

自身のキャリアを確認し、経理と結びつく部分は積極的にアピールしましょう。

まとめ

男性営業が未経験で経理に転職するのは、思っている以上に大変です。
なので転職に踏み切る前に、社内で経理部に異動できないか考えてください。
できれば上司や人事部と相談することをおすすめします。

異動するために資格を取得することも大切です。

そして社内異動の可能性がないと分かった時に初めて、経理への転職を目指してください。

経理の中途採用で未経験者が採用されることはほとんどありませんから、実務経験を派遣社員やパート・アルバイトで積む必要があります。
当然今の仕事を辞めないといけませんので、リスクがあることは理解しておくべきでしょう。

仮に資格を取得し経理経験を積んだとしても、必ず採用されるわけではありません。
経理は必要な人員が限られていますし、一度経験を積めば転職でも有利になるため人気も高いのです。

どうしても未経験で目指すのであれば、採用されるまで諦めないことが大切です。

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